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ベルーナを期待値+218円で買った記録|業績は予想以上だったのに、決算後に株価が下がった

業績は予想以上なのに株価は下がった 期待値+218円 資産形成
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この記事は、2025年に私が実際に行った売買の記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。なお、ベルーナの株は現在も100株を保有しています。

投資の勉強で学んだ方法で、2025年3月にベルーナ(9997)を分析して買いました。チャート、PER、期待値まで計算して、業績も自分の予想を上回りました。それなのに、決算のあと株価は下がりました。

この記事では、買う前の分析から、決算後に売るまでの記録を、数字とともに公開します。

この記事のまとめ
・不動産・ホテル事業が伸びている「隠れインバウンド銘柄」として、ベルーナを分析した
・目標1,570円・損切りライン720円・自信度50%で、期待値は+218円
・決算の業績は自分の予想を上回ったのに、株価は下がった。700株を売って、手数料込みで約9,600円のマイナス
・業績が予想を上回ることと、市場の期待を上回ることは別だと学んだ

この記事を書いた人

薬剤師パパ|クレカ積立×ポイ活で資産形成を実践中|1馬力・子供2人の父

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ベルーナを選んだ理由

ベルーナは、アパレルやグルメなどのカタログ通販の大手です。主なお客さんは50〜60代。ただ、最近は不動産事業に力を入れていて、アパレル・雑貨の通販が赤字でも、不動産事業で4期ぶりの営業増益になっていました。

不動産事業の中でも伸びているのがホテルです。東洋経済オンラインでも「ホテル事業で260億稼ぐ『あの通販会社』」として紹介されていました。通販のイメージが強い会社ですが、実は「隠れインバウンド銘柄」と言えるのではないか、と考えました。

チャートの分析(2025年3月11日)

月足・週足・日足の3つで、出来高が多い価格帯(多くの人が売り買いした価格)を確認しました。

2025年3月11日時点のベルーナの月足・週足・日足チャート。株価は927円
2025年3月11日時点のチャート(左から月足・週足・日足)
チャート当時のメモ
月足2023年末から少しずつ右肩上がり。直近で出来高が多いのは2024年9月(8月の暴落のあと)で、中心の価格は730円前後
週足2024年5月に出来高を伴って上昇し、8月の暴落のあと再び右肩上がり。出来高が多いのは2025年1月末の週(840円前後)と、2024年9月末の週(720円前後)。チャート的には◎
日足1月27日に出来高を伴って上昇し、押し目をつけながら右肩上がり。2月末〜3月初めに920〜940円で買った人は、少し含み損になっているかもしれない

3月11日の株価は927円。相場全体がやや不安定で、ダウも日経平均も下がり気味だったので、「横ばいから少し下がるかもしれない。900円前後まで下がったら買いたい。直近の高値960円を超えてくれば、さらに上がりそう」と考えていました。

PERから理論株価を計算した(2025年3月12日)

次に、会社の利益から見て株価が割安かどうかを考えました。楽天証券のデータでは、EPS(1株あたり利益)は2024年3月期が60.4円、2025年3月期の予想が83.1円。株価927円で計算すると、PER(株価収益率)は予想ベースで約11倍でした。

ベルーナのPERは8〜9倍で推移してきて、最近は11倍程度まで上がっていました。では、どのくらいのPERまで評価されてもおかしくないのか。本業は小売ですが、稼ぎ頭は不動産事業です。不動産業として見れば今のPERは妥当、PBR(株価純資産倍率)で見ると割安。さらにホテル業界と比べてみました。

会社PER(当時)
藤田観光14.5倍
帝国ホテル59.5倍
ロイヤルホテル8.8倍
東急不動産HD9.5倍
三井不動産14.4倍

※バフェットコードより(当時)。ほかの会社も含めたホテル業界の平均PERは28倍という記載もありました。

ベルーナのホテルは都心とリゾートの両方があるので、単純には比べられません。それでも、まだ「ベルーナ=ホテル」というイメージは広まっていないので、多くの人がそこに気づけば上がる余地はあると考えました。2026年3月期の予想EPS 92.5円(楽天証券)で、PERごとの理論株価を計算すると次の通りです。

PER理論株価(EPS 92.5円)
11倍1,017円
15倍1,387円
17倍1,572円
20倍1,850円

2026年3月期の業績予想が出るのは、5月中旬の決算発表のころ。そこから少しずつ上がって、6月中に1,572円(PER17倍)くらいまで行くのではないか、というシナリオを立てました。

期待値は+218円

損切りラインは、月足・週足で直近いちばん出来高が多かった720円にしました。ここを割り込んだら、下落トレンドに変わったと判断します。

株価(3月12日)927円
目標1,570円(PER17倍、+643円)
損切りライン720円(−207円)
自信度50%
期待値0.5×643−0.5×207=+218円

サイボウズの短期トレードの期待値は+20円(実際に買った価格では+3円)でした。それと比べると、かなり期待値の大きい投資です。期待値の考え方は、以下の記事でも紹介しています。

実際の売買の記録

日付売買株数価格
2025/3/13買い200株921.5円
3/24買い100株943.6円
3/31買い200株934.2円
4/3買い100株902.7円
4/4買い100株867.6円
4/7買い100株800円
合計800株平均 約903円
5/16売り700株891円

3月から少しずつ買い、4月上旬に株価が下がる中でも買い増しを続けて、合計800株になりました。4月7日には800円まで下がりましたが、損切りラインの720円は割り込みませんでした。

決算は予想以上。それでも株価は下がった

2025年5月13日、ベルーナは決算を発表しました。

私の予想(3月)決算の数字
2025年3月期のEPS83.1円(予想)91.25円(実績)
2026年3月期のEPS92.5円98.54円(会社予想)

2025年3月期は経常利益が12%増えて、事前の予想を上回る水準でした。2026年3月期の会社予想のEPSも、私の予想を上回っていました。業績は、ほぼシナリオ通りです。

ところが、決算のあと株価は上がらず、下がってしまいました。2026年3月期の会社予想は、経常利益で見ると2%増と小さな伸びにとどまっていました。業績は良くても、市場が期待していたほどではなかったのが原因だと考えました。

シナリオが崩れたと判断して、5月16日に700株を891円で売りました。

結果:手数料込みで約9,600円のマイナス

売った株700株(891円)
損益(手数料込み、税引前)約−9,600円
残した株100株(保有中)

残りの100株は、株主優待が目的で、金額も小さいので持ち続けています。

振り返って思うこと

  • 業績が予想を上回ることと、市場の期待を上回ることは別:自分の予想より良い決算でも、市場がそれ以上を期待していれば株価は下がる
  • 期待値が大きくても、結果がマイナスになることはある:期待値は「同じ判断を何度も繰り返したときの平均」なので、1回ごとの結果では損をすることもある
  • 損切りラインまで待たずに撤退した:決算でシナリオが崩れたと判断して、損切りラインより上の価格で売った。そのおかげで、損失は小さく抑えられた

2025年4月に転職してからは、銘柄のメモを続けられなくなりました。我が家の資産形成の中心(コア)は、これからもクレカ積立の投資信託です。個別株はサテライトとして、学んだ方法で銘柄を選び、理由と結果をこのブログで記録していきます。

私が投資を学んだスクール(GFS)については、良かった点も合わなかった点も含めて、正直にレビューしています。

期待値で買った3銘柄の成績は、以下の記事で一覧にしています。

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